キルギス人女性と韓国人男性との結婚を禁止した背景は?

キルギス政府がキルギス人女性と韓国人男性の結婚を禁止するというんじゃないかという噂が飛び交っています。


Jcastニュースによると

2013年3月29日、タリエワ・カミラ副首相が韓国大使を呼び出し、
「韓国人男性との結婚が増える中で、我が国の女性が韓国で不幸な結婚生活を余儀なくされる、酷い場合には死に至るケースもあったと報告されている。このままでは韓国人との結婚禁止法案が議会で出かねない」


ということです。


まぁまさか特定の国民との結婚を禁止するなんていうぶっ飛んだ法律キルギスでも制定されないだろうけど(いや、そうとも言い切れないかな・・)
韓国人との結婚は確かに問題になるだろうなぁという感じは私もしていました。


ちなみにキルギス人の少女の写真を一枚。
田舎のお祭りの写真なんで、まだ若いしあまりあか抜けてはいないかもですが。

キルギス人女性



今どきのキルギス人女性の写真が見たい方はこっちもどうぞ。
→ キルギス人の若者ファッション




■ 韓国人との結婚

韓国人との結婚ですが、ニュースによると人買いにさらわれて無理やりっていうイメージを持つ方もいるかと思いますが、たぶんそんなことはないと思います。
おそらくインターネットを使って自発的に出会っている人が多いのではないかと思います。

最近のキルギスは、インターネットで知り合って結婚するというのが割と一般的になっています。紹介サイトがあって、そこで若者たちは出会います。

キルギスの女性は結婚の年齢は早く、大学卒業後にすぐに結婚しないと遅いという感じになってしまいます。在学中に結婚するというというのもよくある話です。また、キルギス人はあまり深く考えずに(国民性ですが)、かなり気軽に結婚してしまうので、1度や2度会ったくらいの相手とも結婚してしまうこともあります。

こういった結婚観から、インターネットでの出会いで結婚というのが割とキルギスで浸透しているのだと思います。



結婚式の写真はこちらをどうぞ
→ キルギスの結婚式



■ 実際に韓国人と結婚したキルギス人女性の話

私の近所に住んでいた女性で、韓国人と結婚した人がいるので、その人の話を少し。
(また聞きの話も多いので多少真偽が怪しい部分もあることをご了承ください)

彼女は22歳。大学を卒業後に、仕事がなくて実家に帰っていた。

インターネットで韓国人と出会う。
チャットを通じて、結婚を約束する。

韓国人が両親とともにキルギスに彼女に会いにくる。
彼女の両親にも挨拶して、結婚支度金を渡す。
その後すぐに結婚披露宴をキルギスで行う。

一か月後、花婿が単身で彼女を迎えに来て一緒に韓国に向かう。



■ 韓国人のキルギスでのイメージ

キルギス人と韓国人のつながりは深いです。第二次世界大戦後に多くの移民が朝鮮半島からキルギスにやってきました。彼らの二世、三世は今ではロシア語がぺらぺらでキルギスに馴染んで暮らしています。

また、最近でもキルギスで農業を行うために韓国人が村ごと引っ越して来たりと、韓国人の話はよく聞きます。

(と、思って統計データを調べてみましたが、韓国人が多いという数字は見つかりませんでした。うーん、でも韓国料理展とか割とあるし、多いと思うんだけどなぁ。)



韓国人のイメージですが、他のアジア諸国に対してと同じように、韓流ドラマとK-POPのおかげでかなり人気が高まっています。一昔前までは日本のイメージは高かったと思うのですが、今では若い女性の間ではかなり韓国の人気が高いです。

あれだけかっこいい人がドラマにたくさん出ていたら、キルギス人女性でなくても韓国人との結婚にあこがれるのもうなずけますね。

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キルギスで知る月の本当の美しさ

今日は満月ということで、キルギスのお月様の話。


キルギスの月は本当に美しい。

日本とは比べものにならないほど夜の闇が深いキルギスでは、

闇を照らす月は本当に高貴なものに見える。


キルギスの月


日本では月明かりなんていう言葉はあまり直感的にピンと来ないが、

キルギスでは、月がある夜とない夜で雰囲気はがらっと変わる。



ご存知のようにイスラム教では月はとても神聖なものとされている。

イスラムは遊牧の民から始まった宗教。

砂漠を旅する遊牧民にとっては、夜の闇を照らす月はとても大切なものだったのだろう。



キルギスでも、月はとても大切なものにされている。

特に月は美しさとつなげられることが多い。

キルギス語で月は「アイ」というが、女性の名前にとてもよく使われている。

アイヌーラ、アイスルー、アイペリム、アイザーダ、アルトゥンアイ、などなど数えられないほど。



夜の始まりとともに街を照らし始める月

月の出


オリオン座と月

月とオリオン


今日の写真は一眼じゃなくて、全部コンパクトデジカメ(CANON S100)の写真。
さすがに月はにじんでしまっているけど、最近のデジカメって夜景に強くてびっくりした。
これ全部手持ち撮影ってけっこうすごいでしょ?


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雨宿りするニワトリ

キルギスは家畜のたくさんいる国。


しとしと雨が降る秋の日。
ニワトリたちも壁際に雨宿り。

ニワトリ


家畜の自由な国キルギス。

ニワトリたちも昼間は放し飼い。

道路やそこらじゅうにニワトリたちが歩き回っている。
(ニワトリだけじゃなくて、家畜全般そうだけど)

迷子になったりしないのかなーと思うのだが、夜になるとちゃんと自分の家に戻ってくるらしい。



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SHU

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シルクロードの遊牧民国キルギスで暮らしています。 美しく素朴なこの国の息づかいが聞こえるような写真を撮りたいと思っています!
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2011~13年にキルギスに滞在していました。今はほとんど更新していませんが、当時のキルギスの様子が伝わればと思います。


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